|ベッドの寝ごこちは、マットレスで決まる
家具の中で、ベッドはちょっと他とは毛色が違うインテリアですね。
「身体を100%預ける家具」という特徴から
ほかの家具とは選び方が、変わってきます。
じつは私は以前、
ベッドメーカーのショールームアドバイザーをしていたことがあります。
その際、ベッド選びに向き合いました。
そこで今回は、
その経験から得た
声を大にしてみなさまにお伝えしたいこと
”寝ごこち重視、ベッド選定ポイント”
ベッドの寝ごこちは、
マットレスで決まる。
マットレス選びは妥協せずに選ぶべし!
についてのお話です。
ベッド買替え時のご参考になりますように (・ω・)/
|ベッドフレームの役割は、”寝ごこち”ではない
ベッドというのは、
ベッドフレームとマットレス
の2つの部材で構成されていますよね。
ベッドフレーム選びの方が、重要じゃないの?
マットレスなんて、見た目一緒だし、そんなに違いないんじゃない?
カバーで隠したら見えないし。
と考えてらっしゃる方は、多いかもしれません。
ですが、
ベッドフレームについては、
寝ごこちへの影響が
あんまりありません。
「あんまりない」といった理由は、
ベッドフレームの上にマットレスをのっけたときに、
身体が感じる弾力性が変わることは、少しあるからです。
同じマットレスであっても
フレームの上に置いた時、
フレーム(の水平面)が固い板の場合は、少しかたい寝ごこちになり、
ボトムクッション(脚がついたクッション性のあるボトム)の場合には、弾力性がある寝ごこちになります。
このように、
「フレームによって寝ごこちへの影響は少ないが、ちょっと違う」
というのを、頭の片隅に残しておいてくださいね。
で、
ベッドフレームの役割は主に2つ。
①見た目のデザイン
②機能性(収納つきのもの、小物を置ける台があるもの、照明つきのものなど)
です。
ベッドフレームは、寝ごこち以外を担当しています。
寝ごこちは主にマットレスが担当しています。
|寝ごこちのいいマットレスはどうやって選ぶ?
では、寝ごこちのいいマットレスの選び方は
どうすればいいのでしょうか?
実際にあったショールームでのやりとりですが、
「寝ごこちのいいマットレスはどれですか?」
「選んでください」
というお客様からの質問・要望に対する回答はこうです。
「お客さまの寝こごちと、私の寝ごこちは、骨格、体重、筋肉量がちがうから、異なるんです。」
つまり、
当本人だけが、一番いい寝ごこちのマットレスを選べる
というのが答えなんです。
そこでショールームでは、選ぶためのお手伝いをするのですが、
2つのチェックポイントで選んでいきます☝
【ポイント1】
寝ころんだときに、まっすぐ立っている状態と同じ姿勢か
(体重のかかりやすいお尻が沈み、「くの字」に曲がっていないかどうか?)
【ポイント2】
背骨のS字カーブに沿って、マットレスが隙間を埋めてくれているか
(腰にぴったりマットレスがついているか?)
ここでは、
体圧分散がうまくなされるマットレスを探すため
というのが目的です。
身体にかかる圧力が均等になると、
血流に滞りがなくなります。
逆に圧力が均等にかからず、部分的に強くかかると、痛みや凝りの原因になってしまいます。
もし朝、起きた時に身体が痛いという方は、
”体圧分散がうまくなされていない姿勢”
で寝ているかもしれない、と予想できます。
つづいて、
今度は、実際にのせる予定のベッドフレームにマットレスをのせて、
寝ごこちをチェックします☝
ここでは、
自分の好みに合う弾力感を選ぶのが目的です。
それが終わったら最後に、オプション!
そのマットレスに合わせて
枕を試すのがおすすめです☝
枕はマットレスとの相性で
寝ごこちがかわってしまうアイテムだからです。
マットレスを買替える際には、
枕もセットで買替えタイミングだと考えておくのが
おすすめです。
なぜかというと、
後で別のマットレスに合わせて買った場合は、
「家のマットレスと沈み方が違うので、合わない!」
という失敗に陥りやすいからです。
その場で買わないとしても、
ついでに試しておくのがおすすめです。
ところで、ショールームで知ったちょっと驚いた小話
ところで
私が働いていたベッドメーカーでは、
世界中の一流有名ホテルへの導入実績が多くありました。
ショールームにいらっしゃるお客様の中には、
「○○ホテルで寝たときに気に入ったので、ホテルシリーズのものを見せてください」
というご要望もありました。
”ホテルシリーズ”と聞くといかにもハイグレードなランクにちがいない°˖✧
そのようなイメージはありませんか?
私は、以前そう思っていました。
ところが実際、
ショールーム展示品の中で、
”ホテルシリーズ”は一番リーズナブルなランクだったんです。
(゜゜)イーーーッ💦
ほぇ~~~
イメージってすごいんだぁ・・・
これは、ホテルの室内やベッドの
美しいインテリアスタイリングの結果、
ラグジュアリーな雰囲気の中で寝ると、
「いつもより寝ごこちUP⤴する効果がある」
といえますね。
|さいごに
夜ぐっすり眠れて
朝スッキリ目覚めて
昼間ルンルン元気に過ごせること
これこそが、私の目指している
”幸せな暮らし”
と、さいきん真剣に思っています。
ぐっすり眠ることが
昼間の自分をつくることに繋がっている
そう考えると、
マットレス選びって軽んじられない、
テキトーに選んではいけないインテリアアイテムだ!
と思ったしだいです(・0・)/
マットレス選びは
どの家具をさしおいてでも、
「自分で選ぶ」ことを優先すべきインテリアなんですねぇ。
わが家のマットレスは、
購入してもうすぐ10年。
そろそろ買替えのタイミングです。
じっくり試して
納得いくマットレスを探す旅を、
今から楽しみにしているところです ( *´艸`)
マットレスは私にとって、
”毎日の幸せへの投資”
です。
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