【第23話】物選びの審美眼を鍛える

気分が上がる⤴いい空間をつくるには、

空間を構成する物選びは重要です。

 

ブランド名や流行、噂などに

選ぶ軸を合わせてしまうと

飽きるのが早い!

というのが、経験から得た私の自論です。

飽きた物はやがて大切にしなくなり、

見ても気分が上がらなくなってしまいます。

 

そうならないようにしたい!

心が満足するいい物を選びたい!

 

と強く思うようになった私は、

「自分の中にある審美眼に軸を合わせて選ぶ」

ことを心掛けるようになりました。

 

審美眼とは、

美しさや価値ある物の本質を見極める力・能力のことを指します。

 

同じようなデザインなのに

値段に大差がある品物を見かけた場合、

 

何がどう違うのか?

品質に差はあるのか?

それぞれ、適正価格なのか?

 

購入する前に、迷うところです。

どっちを選ぶのが正解なのか?

 

たとえば

価格が高いものは、品質がいい物が多いですが、

その他にもブランド名、海外輸入の輸送費や為替、古くからの歴史や希少性などが

価格に含まれていて、1~2桁も高い品物もあります。 

それを知った上で、もしそこに価値を感じない場合には

その人にとっては意味のないことです。

 

逆に

手が届きやすい価格の物で、

材質や仕上がりがいい物があります。

それを見抜くことができれば、

価値があると感じられ、

いい物を選べたと満足することができるかもしれません。

 

私は、どちらを選ぶにしても、

自分の中でいったん咀嚼して、納得して選ぶ

満足につながると考えています。

 

判断基準は他人ではなく、自分の中にあります。 

「自分の中にある審美眼」

で判断をするわけです。

(他人がいいと言うからいい、というのは他人の中の審美眼です。)

 

そのためには、

自分の審美眼を鍛えておかないといけません!

 

では、どうやって鍛えたらいいのでしょう?

 

「それには、いい物をたくさん見ること。」

 

というのが巷でよく耳にする方法で、

それも、もちろん必要です!

その方法に加え、今回は

私が意外なことから、別のアプローチで

審美眼を鍛える方法を見つけましたので

ご紹介したいと思います。

 

それは、

もの作り体験ワークショップへの参加です。

ステンドグラス、テクスチャ―アート、モビール、スツール作り等々

を体験しました。

(ハマっております(^^♪)

 

はじめは

①自分の部屋に飾るための、ぴったりくるものを作りたい

②そのスキルを学びたい

という2つの理由からはじめましたが、

 

参加した後、

「受講する前後で、モノの見え方がちがって見える!」

ということに気づきました。

 

ワークショップでは、

丁寧に作り方を教えてくれるので、

その通りに作ると、完成度80%(←私の感覚)のものが出来上がり、十分に満足します。

ですが、あとの20%はプロが作ったものには及びません。

 

「同じ道具と方法で作っているはずなのに、この差は、何?」

 

直接お話を伺ってわかるのは

その20%の中に、クリエイターの方が大切にしている美学が詰まっていることが多く、

「神は細部に宿る」というのはこのことか!

という、ハッとする細やかなこだわり。

 

ごく一例ですが、

・1か所1ミリのズレが、全体の大きなゆがみに繋がり、やり直しの原因になる

・小さいパーツでも、デザインに不要なものは、手間をかけても取り除く

・見ることのない裏は省略することもできるけど、裏も表と同じく丁寧に

・グレー色は、グレーの絵具使わず、使っている色の補色を混ぜて作る

 

こういったことが

自分が体験した後に聞くと、

ドーーンッと心に響いてきます⚡

 

それには、手間がかかったり、

やったとしても上手くなるまでが難しい!

と感じることが多いからです。

 

それを教えてもらった後に改めて見てみると、

今まで気にもとめなかった部分を、見れるようになっています。

「それまでなかった視点が、自分の中に生まれる」

という体験ができます。

 

自分が実際に作る作業をしたことで、

その難しさが想像ができるようになり、

価値が理解できるようになっています。

 

自分の中の審美眼がグレードアップ⤴

した瞬間を感じることができます。

 

 

クリエイター美学を体験から学ぶと、

たとえ作ったことがない物を見た際にも、

「物を見る視点」というのは、応用が効きます。

 

インテリアは範囲が広く、品数が多く、何もかもを常に把握することはできません。

全てを細かく暗記することは、至難のワザです。

 

そうはいっても私は、

心が満足するような空間をつくるためには、

「これがいい!」と思えるものを、自ら選びとっていきたい。

 

そこで、自らの審美眼👀 

審美眼を鍛え続けることで、

たとえ見たことがないインテリアアイテムに出会っても、

選び抜いていける!!

 

と信じています。

 

それゆえ

これからも魅力的なワークショップ体験に参加して、

審美眼を鍛える道は続きます(^^)/

 

PS:

ところで、私のSNSを見てくださっている方の中には

なんでかワークショップの写真が多くない?

と不思議に思われていた方、いらっしゃいますか。

(*´▽`*)ソノナゾハトケマシタ!