家具のレイアウトを、どのように決めていますか?
「空いてるスペースに、なんとなく置いてみた」
「コンセントの位置に近い場所から配置を決める」
という話をよく聞きます。
家具の配置に正解はありません。
ですが
同じ部屋に同じ家具を置いても
実際より広く感じたり、
ひと足踏み入れて、わぁ°˖✧と感じる部屋には
「家具の配置の考え方」にヒントがあるように思います。
そこで今回は、
家具の配置も
ディスプレイをするようにする
というお話です。
具体的には、
「高さ」と「余白」を意識して、
立体的な視点で、配置プランを立てること。
平面図に家具を配置するだけでは、
高さの部分までは充分に考慮がおよびません。
高さが見えてこないと、空間全体の余白も見えてこないです(; ・`д・´)
平面図でのプランニングは、
動線確認をするのに有効なので
それも必ず行います。
ですがそれだけでは、
実際に人が立った時に見える景色は
見えない(; ・`д・´)
実際に立ってみた位置から
どんな景色が見えたら心が躍るのか?
いったん壁のコンセントの位置は無視して、
柔軟に家具の配置を考えてみます。
家具の配置もディスプレイするかのごとく、
ちょっと自由な発想で、
部屋全体を見た時に心地よく感じるように
置いてみます。
実際の手順は、およそ3ステップです。
ステップ1
まず、主役とアングルを決めます。
主役は、チェアでも照明でも壁のアートなど、
自分が大切にしている、
見るたび愛でたいアイテムがおすすめです♪
ステップ2
決まったら、主役が美しく見えるアングルを定めます。
たとえば、
入口から入って、パッと目が留まるような位置はどこでしょう?
いつも自分がよくいる場所から見える場所はどこでしょう?
そこに、主役を置いてみます。
ステップ3
そのあと、主役が美しく見えるよう意識して、
他のインテリアを構成、調整していきます。
1か所に集中させないよう
余白を心地よくとり、
高い低いを調整しながら。
もし自分がフォトグラファーだったら、
渾身の1枚を撮るために
景色の邪魔になるノイズは入れず、抜け感をつくりたい、
ここに高いアイテムを置いた方が視線を誘導できるな、
といった気づきがあるかもしれません。
ファインダーを通して感じた気づきの
1つ1つを丁寧に対処していくと、
見心地のよい空間へ近づいていきます。
かしこまって、「立体的に検討する」と聞くと
反射的に「むずい、無理!!」となってしまいますが、
少し肩の力を抜いて
小物を配置するように家具も同じように、、、
という気楽さでとり入れてみると、
「ちょっと移動させて見える景色は、どんな感じだろ?」
という、試行錯誤を楽しむ感覚が生まれます。
私はこの視点を取り入れるようになってから
以前より配置プランニングの幅が広がって、
ワクワクしながらお部屋づくりができるようになりました(^^♪
少し難しそうだけど
なんだか楽しそうだから取り入れてみたい、
と思っていただけたら、嬉しいです(*´▽`*)
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