【第2話】インテリアショップで素敵、自宅で別物に見える

お洒落なインテリアショップで、

心ときめいて買ってきた雑貨を自分の部屋に置いたとたん、

「おやや?」

「なんだか店で見た印象と違う」

なんていう経験はありませんか?

 

私はあります。

 

一人暮らしをし始めたころ

「好きなモノだけに囲まれたお洒落な部屋」
にすることにワクワクしていました。

誰に文句を言われることもない、

自分だけのお城づくり。

 

好きなモノを買い集めたらきっとお洒落な部屋になる~♪

と信じて疑わず、あっちの店、こっちの店で買ってきて置いてみたところ、

コレです!


その時は気のせいにしておいて原因を深く考えず、
自分の好きなモノを持っているだけでもそこそこ満足していました。

 

今となってわかったその大きな原因は、 

「店と自宅では、世界観が同じではなかったから」

でした。

 

ここでいう世界観というのは、

例えば、不思議の国のアリスの家のような世界観、とか

ブランドのシャネルの世界観、

西海岸インテリアの世界観、といった感じのことです。

 

アリスの世界観(=クラシックインテリア)のお店のフォトフレームを1つ買って帰って、

自宅が西海岸の世界観(=ナチュラル×カジュアルインテリア)だったら?

フォトフレームは自宅の世界観に馴染まなくて、素敵に見えないというわけです。


お洒落だなと感じるお店のほとんどは、
お店の世界観が統一されています。

家具や小物が1つ1つ集まって、店全体の空間を構成し、素敵な空間ができあがっています。

 

 つまり

家具や小物の1つだけ持ち帰っても空間は持ち帰れないから、

自宅で「おや?」と感じるのは当然のことなんです。

 

今では、それを回避するために、買う前に自分に問いかけている質問があります。


「自分の部屋は、その世界観に近い?」


問いかけながら、頭の中では

周りの物と並べて置いた時に仲間はずれにならないか?

をイメージしてみます。

 

置いた時に違和感がありそうと思ったら、買わずに見て楽しむだけにしています。

この世界観のお部屋づくりをしたい人が現れた時にと思って、記憶の中に残しておきます。

 

世界観のイメトレ、

なんだそんなこと、と思うかもしれませんが、

実は、お洒落な部屋づくりには欠かせない

大切な最初の工程です。

 

この工程をふむようになってからは

買って帰ってきた物が「あれ?店で見たのとは別物に見える」ということがなくなりました。

 

せっかく気に入って迎え入れた物たちには、わが家でもしっかり素敵オーラを放ってもらいたいです♪